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ヒトiPS活用でALSマウス延命

2014.06.29

神経細胞に栄養を補給する細胞をヒトiPS(人工多能性幹)細胞から作製し、全身が動かなくなる神経難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)のマウスに移植して生存期間を延ばすことに、京都大iPS細胞研究所の井上治久教授や近藤孝之研究員らのグループが成功した。ヒトiPS細胞によるALSの治療の可能性を示す成果で、米科学誌「ステムセルリポーツ」で27日発表する。
 ALSは、運動神経が変性、消失し、全身の筋肉が動かなくなって呼吸不全を引き起こす。有効な治療法は見つかっていない。最近の研究で運動神経だけでなく、運動神経に栄養を補給する細胞「アストロサイト」が病気に関連していることが分かっている。
 グループは、健康な人から作製したiPS細胞に特定のタンパク質などを加えることで、アストロサイトのもとの細胞に変化させることに成功。この細胞8万個をALSを発症したマウスの脊髄に移植すると、体内でアストロサイトとして定着し運動神経の栄養を分泌することを確かめた。
 この結果、ALSマウスの平均生存期間約150日が、約8%長い162日に延びた。グループは運動神経の変性を遅らせる効果があったとみている。
 井上教授は「症状の進行を少し遅らせることができたが、根本的な治療には運動神経細胞の移植が必要だ。人間への応用にはまだ多くの時間がかかるだろう」と話している。

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